リアルなヨガ・ティーチャー育成プロジェクトTrue Arts Yoga 金子真矢のブログ ◆ワークショップ、イベントの詳細はカテゴリからどうぞ◆


by mayayoga

プロフィールを見る
画像一覧
通知を受け取る

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

魅惑(疑惑)のインド その②

リシュケシュ滞在中の出来事

深夜3時、
ドン!バン!バン!というただならぬ音で飛び起きた。

一体何事かと思ったら、
どうやら私の部屋のドアが破られようとしていた。

誰かが体当たりしてドアを開けようとしている。
安宿の頼りない鍵とドアは今にも壊れそうだ。

状況が把握できない混乱と恐怖の中、
ありったけの力で内側からドアを押さえながら

"WTF! Who the fuck is it ?!"
何なんだよ!誰だコノヤロー!

そしたら心底気持ち悪い男の声で
"I wanna sleep with you"
君と寝たい ときたもんだ。冗談じゃない。

しかしそれならそうと、そもそも部屋をノックするところから始めるだろうが(笑)

なんの前触れもなく夜中にドアを蹴破ろうとするなんて
タチが悪すぎる。底知れない異常さを感じた。

"Get the hell out a here!!!" 出てけー!
I'm gonna call the police!!" 警察呼ぶぞ!

毛が逆立つとでも言うのでしょうか
アドレナリン最大放出。心臓バクバク。
まさに"Fight or flight" 闘争逃避反応 ですね。
交感神経優位になり、全身の血流が手足に行く
(戦うか逃げるかするためにね)ってやつ。

この部屋にはフロントに通じる電話なんてなかった。
隣の部屋には欧米人の男性が泊まっていたが、
運悪くこの日の朝チェックアウト。つまり空室。
上の部屋には先生(日本人女性)が寝ていた。
しかし床と天井は石造りで、声は届きそうになかった。

部屋は角部屋で廊下に面しており、腰高窓が2つ。
そのうち男は窓側に回り出し、今度は窓をカチャカチャ…
ちょっとしたホラーだ。

武器になりそうなものは何もなく、
バケツと椅子ぐらいしかない。
万が一ドアが破られたらどうしようか、
使えるものはないか必死に考える。
シーツをかぶせて、その隙に椅子でぶん殴って逃るとか。
でも犯人は1人ではないかも知れない。

ありったけの声で
ふざけんなー!とか、何なんだ!消えろー!とか
日本語英語でわめき散らし、ドタバタ暴れ、
男は諦めたのかしばらくして静かになった。

当然眠れるわけもなく、ドキドキしながら様子を見る。

そしたら
小一時間してまた来やがった。体当たりpart2
恐怖通り越して怒りが湧いてきた。

「ドアは蹴破るもんじゃない!頭おかしいんか!
ノックすんのが先だろうがぁ!!」

の後、何て叫んだか覚えてない。
考えつく限りの英語の罵り言葉言い尽くした(笑)
再び攻防戦。ドア→窓→ドア→窓 の繰り返し。
もーやだ。

空が白み始めてようやく朝。
街がザワザワとし出して従業員や宿泊客の
朝の気配を感じてからようやく部屋を出て
一目散にホテルの管理人のところへ。怒り爆発。
同時に上階の先生のところにも報告。

「なんだって?!」と驚愕する管理人。

とは言え、私は犯人追及にも解決にも
大して期待はしなかった。
外国とはそういうところだ。
「そうなんだ、大変だったね。いろんな人がいるね」
で終わり。
自分の身は自分で守らねばならない。

この時期、休日か寺院への参拝だかで
インドの地方からリシュケシュへいわゆる「よそ者」が
多く来ていたらしい。結局、
「他の地域から来たやんちゃ者の仕業だろう」
ということになった。

これも「やっぱりね」だった。
外国ではよくあること。

大概都合の悪いことは他人のせいにしたがる。
ここの人間がやったんじゃない。
よその悪い奴の仕業だよ。
ここの人達にそんなことする奴はいない。
…という具合に。

この時(約10年前)は、インドで大きな問題になっている
レイプ事件について知らなかった。近年、世界的に関心を
集め、いかにこのような事が頻発しているかを後々になって
知ることになったわけだが、さもありなん。
「ああ、こういうことだったのねー」と納得する。

欧米人女性がホテルで被害に遭いそうになって
窓から飛び降りて脱出したケースもあった。
合鍵を使って入られたらしい。従業員もグルだった。


インド北部のリシュケシュはヨガの聖地だ。
アシュラムや寺院が多くあり、ヨガに携わる人、
ヨガの学びに身を捧げる人も少なくない。
そんな環境から、他の大都市に比べると穏やかで
比較的安全、悪い人はあまりいないと考えられている。

しかし、当然ながらそんなことはないのだ。笑
どこにでも人を騙し、貶めようとする悪人はいる。
外国人が集まる場所なら尚のこと。
カモが集まっているということだ。

インド農村部の女性蔑視、残酷なレイプや殺人事件について
知ったのはずっと後になってからのことだけれど、

自分の身に起こったこの事をきっかけに、
インドに対する憧れや尊敬や期待感は一切なくなった。
幻想を抱かなくなった。それどころか
ますますドーン!と地に足ついて帰ってきた。笑

「リシュケシュはさぞかし神聖な場所だろうから、
素敵な経験と学びが待っているわよねぇ
行ったら価値観変わるのかしら?
スピリチュアルなことに目覚めるかしら」

なんて期待して行ったつもりはなかったが、
どこかで浮かれていたのだろう。

「インドに行ったら何が変わる」的な
他力本願があったのではないか。

否、何も変わらない。


何かを求めて行ったら何も変わらないけど
何も期待しないで行ったら発見がある。

そんな感じじゃなかろうか。
インドに限らず、きっとどこでもそうだろうけど。

それ以降
「インド?わぁ素敵ー!」なんて全然思わなくなったし
もう一度行こうなんて気にもならなかった
(しかしその数年後に仕事で再び行くことになるのだが笑)

何でもそうだけど、
外に答えを求める限り何も見つかりはしない。
旅は考えるきっかけを与え、経験から更に考える機会を
与えてくれるだけの存在ですね。

b0130734_11022095.jpg






by mayayoga | 2016-05-13 10:51 | ◇Yogaについてのあれこれ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://mayasalam.exblog.jp/tb/25792039
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。

True Arts Yoga

カテゴリ

全体
◆True Arts Yoga
◆ヨガワークショップ・イベント
◆ヨガクラス・スケジュール
◇Yogaについてのあれこれ
◇ヨガウェア
◇ヨガマットBag
◇NYヨガの旅2009
◇Indiaヨガの旅2007
◇Tunisia滞在記2002-2005
◇Bali Wedding 2011
◇Istanbul時々ヨガ2012
◇猫と犬のこと
◇大阪くいだおれ
◇Family
未分類

最新の記事

見えないプライス、見えない仕..
at 2018-09-13 17:11
とにかくやっぱり「自立」を育..
at 2018-09-01 21:03
【月曜コース開催!】True..
at 2018-08-18 13:12
鈴木まゆみ×金子マヤ 特別ワ..
at 2018-08-16 13:12

最新のコメント

> おかちゃんさん う..
by mayayoga at 14:31
>ユウコさん コメント..
by mayayoga at 02:29
私にとっては、マヤ先生が..
by しょーこ at 22:53
先生のヨガへの取り組みコ..
by おかちゃん at 10:06
昨日はお久しぶりでした。..
by サボってた☆KOJIさん at 14:19

以前の記事

2018年 09月
2018年 08月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 04月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 05月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月

画像一覧